冬になると始まる編み物という楽しみがあります

寒い冬が来ると毎年編み物をします。帽子に手袋、マフラーにスヌード。レッグウォーマーにアームウォーマー、膝掛けなどいろいろな小物にチャレンジしてきました。
制作中は編み図とにらめっこで何回も何回も編み目を数えるので頭が痛くなります。編み図通りに編んでいったつもりなのに確認してみると違っている事も多々あります。ちょこっとの修繕で済む事もありますが、大幅にほどいてやり直す事もあります。
頭が痛いし肩も凝ってきてしまい、何度も「もうやめてしまいたい」そう思うのですが、途中でやめたくないので完成を夢見てせっせと再び制作にかかります。
編んでいる時によく思う事は、編み目に精神状態があらわれるという事です。
早く終わらせたいとか、イライラしている時は編み目が雑です。ガタガタで緩かったりキツかったりしています。こういう時は編んでいても楽しくありません。
心が穏やかな時は編み目も綺麗に揃っていますし緩かったりキツかったりしている事は少ないです。こういう時はスイスイ編んでいけるので非常に捗ります。
いろんな感情を編み込んで作品が完成するととても心が満たされます。何度も何度も眺めては嬉しい気持ちでいっぱいになります。
すると「次は何を作ろうか」と心がウキウキするのです。こうしてたくさんの愛おしい冬の小物がたくさん出来ていくのです。